半月板損傷
半月板損傷とは
- 膝を曲げ伸ばしたときに感じる痛みやひっかかり
- 膝の関節が腫れて水がたまった感じがする
- 膝がロックしたような感じで動かなくなってしまった
半月板損傷とは
膝関節に捻るような外力が加わり、膝関節の間にはさまっている軟骨様の半月板が損傷や断裂を起こした状態です。
半月板損傷の原因
スポーツ時の怪我、転倒などの外傷から生じる場合や、加齢に伴い半月板の組織が傷がつきやすくなっている状態に軽微な外力が加わり生じる状態です。
半月板損傷の治療法
- 軽微な損傷や断裂のときは症状や疼痛をコントロールしながらの保存療法
- ヒアルロン酸の関節内注入
- 運動療法による半月板へのストレスの軽減
- 保存療法で改善しない場合は、関節鏡による切除術や縫合術の手術を状態に応じて行う
半月板損傷の治療にかかる期間等
軽微な損傷や断裂のときは約3週間程度の保存療法で軽快することが多い。3週間以上症状が継続する場合、運動制限や疼痛が強い場合は手術を検討する。手術を行った場合は、術後3か月から6か月のリハビリテーションが必要になる。
半月板損傷について院長から一言
半月板の損傷を放置すると生活上の支障もありますが、将来、膝の関節の変形をきたすことがあります。半月板の損傷は将来の障害を予防するためにも注意深く治療と経過観察を行いましょう。