肩が痛い

肩の痛みについて

肩の痛みの最もポピュラーな原因の一つは、肩関節周囲炎、いわゆる四十肩です。肩関節の周りにある腱板と呼ばれる薄い筋肉、インナーマッスルとも呼ばれる筋肉の消耗や障害によるケースが多くあります。腱板やインナーマッスルの機能障害が原因のこともあります。

カフ・エクササイスとよばれている体操、スカプラ・エクササイスという肩甲骨の運動療法を行うことで、肩の機能が改善され、症状の軽減につながります。そして、体幹機能を強くすることも、肩関節の負担を軽減し、肩の痛みの軽減につながります。また、痛みが強く、関節の機能が低下しているときは、ヒアルロン酸等の関節内注射も有効です。関節軟骨や骨の変形による痛みの場合もあります。この場合にはヒアルロン酸の関節内注射が効果的です。症状に応じて、消炎鎮痛薬の内服薬、外用薬も有効になります。 肩の痛みには、運動療法の指導、関節内注射、トリガーポイント注射、消炎鎮痛薬による治療をアレンジして行わせていただいています。よく「四十肩は、放っておいても治るから、放っておいたら」と言われることもありますが、これはおすすめできません。放っておくと、凍結肩と言われる状態になってしまい、症状が数か月から年単位で継続してしまう場合もあります。 また、肩関節周囲炎ではない場合もあります。 単なる四十肩だと思って放置をせずに、整形外科の医師の診察をおすすめします。整形外科の専門医ならば、間違いない判断と対応が行えます。

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文責 
 矢吹整形外科院長 
 日本整形外科学会専門医 
 矢吹 尚彦