変形性ひざ関節症
変形性ひざ関節症とは
- 起立時や階段昇降時の膝関節の痛み
- 歩行時の膝の痛み
- 膝が腫れていて曲げることができない
- 正座ができない
- 外股様のエックス脚になっている
変形性ひざ関節症とは
膝関節の軟骨の変性や関節の変形による生じる機能障害や痛みを生じる状態です。
変形性ひざ関節症の原因
膝関節の軟骨や関節面への継続した外力や血流の低下や障害による生じます。体重過多による膝関節への負担や、エックス脚などの膝関節の形態に伴うことがあります。筋力低下や加齢が関係していることも多く、外傷後や特発性壊死、関節リウマチによる関節破壊によることもあります。
変形性ひざ関節症の治療法
- 運動療法
- 下腿の筋力強化とストレッチ
- 姿勢の矯正
- 筋肉を保持しながらの減量
- 消炎鎮痛薬による疼痛のコントロール
- 関節内へのヒアルロン酸の注入
- 骨切り術や人工膝関節置換術などの手術療法
変形性ひざ関節症の治療にかかる期間等
最近の人工膝関節置換術の入院期間は片側の股関節で約2週間程度になります。感染などのリスクもありますが、人工股関節置換術は疼痛の軽減が期待できます。近年の人工関節は緩むことも少なく、以前よりも再置換術に至る症例は少なくなっています。また、比較的、若い世代の方にも手術加療が行われる傾向です。以前よりも早期の社会復帰が可能になっています。
変形性ひざ関節症について院長から一言
運動療法の有効性が高いことがわかっています。積極的に運動療法による筋力強化とストレッチを行いながら、膝関節の変形の進行の予防に努めましょう。人工膝関節置換術も成績がよく、有効で安定した治療になっています。症状が継続して疼痛が強い場合は積極的に選択を検討したい治療法になります。感染や再置換術のリスクはありますが、近年は少なくなっています。手術適応と判断された場合には、専門の連携病院にご紹介させていただきます。手術を検討したい場合も、また、経過をみたい場合も当院にお気軽にご相談ください。