変形性股関節症
変形性股関節症とは
- 立ち上がる時の股関節の痛み
- 起立時の股関節の痛み
- 歩行時の股関節の痛み
- 正座ができない
- 股関節の動きににくさ
- 股関節の可動域制限
- 両下肢の長さの違い
- 跛行
変形性股関節症とは
股関節の軟骨の変性や関節の変形により生じる機能障害や痛みを生じる状態で、臼蓋形成不全や先天性股関節脱臼、大腿骨頭壊死、骨盤骨折の後に生じることも多いです。
変形性股関節症の原因
股関節の軟骨や関節面への継続した外力や血流の低下や障害による生じ、また、股関節の形態に伴うこともあります。外傷による関節の損傷、関節リウマチなどによる関節破壊、体重過多による股関節へのストレス、原因が不詳の場合もあります。
変形性股関節症の治療法
- 消炎鎮痛剤や疼痛をコントロールする薬剤
- 運動療法
- 筋肉を保持しながらの減量
- 骨切り術、人工股関節置換術などの手術療法
変形性股関節症の治療にかかる期間等
最近の人工股関節置換術の入院期間は片側の股関節で約3週間程度になります。感染などのリスクもありますが、人工股関節置換術は疼痛の軽減が期待できます。近年の人工関節は緩むことも少なく、以前よりも再置換術に至る症例は少なくなっています。また、比較的、若い世代の方にも手術加療が行われる傾向です。以前よりも早期の社会復帰が可能になっています。
変形性股関節症について院長から一言
人工股関節置換術は、リスクはありますが、痛みを和らげ、日常の生活を支障なく過ごせる有益な治療法です。手術は、症例数を多く取り扱っている施設がおすすめです。手術適応と判断された場合には、専門の連携病院にご紹介させていただきます。手術までの経過観察、手術を行わない場合は当院で治療させていただきますので、おまかせください。適切な疼痛コントロールや運動療法の提案をさせていただきます。