痛風
痛風とは
- 足の親指のつけ根の部分が痛い
- 足の親指のつけ根の部分が赤く腫れている
- 足首の部分が痛い
- 足首の部分が腫れている
- 膝が赤く腫れて痛い
- 足や足首や膝が腫れて痛くて歩けない
痛風とは
尿酸が原因で関節に炎症が起きている状態のこと。
痛風の原因
暴飲暴食に伴うアミノ酸の一種のプリン体の過剰摂取や脱水などの生活状態により血液内の尿酸値が高い状態が継続したことで生じる。高尿酸血症が継続した結果で関節内に尿酸結晶が浸透したために生じた関節炎。
痛風の治療法
- 食事、飲酒のコントロール
- 水分摂取
- 尿酸排泄促進薬
- 尿酸生成薬製薬
- 非ステロイド性抗炎症薬
- 副腎皮質ステロイド
- 白血球遊走阻害薬
痛風の予防
脱水の予防。水分を多く摂る。プリン体の含まれる食事の制限。ビール、干物類、モツやホルモンなどの内臓系、エビなどの摂取を控える。野菜を多く摂ること。アルコールは、ビールではなく、焼酎やウイスキーで嗜むようにすること。
痛風の治療にかかる期間等
痛風の発作は尿酸結晶が関節内に浸出することで生じる関節炎の状態です。発作時は炎症を抑える治療を行わないと約二週間程度は、痛みが伴う発作が継続します。強い疼痛が伴う発作が長く継続すると関節の変形を生じ、慢性の関節痛になることもあります。発作を早期に沈静化されることが大切です。発作が寛解したら、発作の原因になる高尿酸血症の改善の治療を行います。数ヶ月ごとに血液検査を行いながら尿酸値が低く安定するように薬剤の調整を行います。
痛風について院長から一言
痛風の治療は発作の予防をして痛みを防ぐことはもちろんですが、高尿酸血症の合併症である、痛風性関節炎、尿管結石、痛風結節、痛風腎の予防が大切です。体内に尿酸が蓄積された状態ですと、初回発作からしばらくの間は、治療を行なっていても発作を繰り返すこともあります。蓄積された尿酸を排泄させるために、根気よく治療を継続することで発作も合併症も予防できます。かかりつけ医に相談をしながら、根気よく継続して治療を行いながら、発作も合併症も予防しましょう。食事制限で尿酸値を下げるためには、かなり厳しい制限が必要になります。血液検査で、血中の尿酸値を確認しながら薬剤の調整をすることをおすすめします。詳しくは、お近くの医療機関の医師に直接、ご相談ください。