「コウノドリ」と「ドクターX」

テレビドラマの医療ものを観て思うことがある。

先週、やっていた放送を録画で観た。

キーワード予約にしているので、様々な分野の番組が録画をされているのだが、ほとんどは消去している。

医療系では、現在、やっているものを…

「コウノドリ」「ドクターX 」そして番外編の「陸王」

また、ドキュメントもまあまあ、観ている。

プロフェッショナル仕事の流儀も、よく観ている番組。

以前のこちらでも、その話は書いたと思います。

時々、えっ?と思う情報の切り取り方もありますが、参考になることが多い番組です。

前回の、ドクターヘリのフライトドクターの話は、結構、参考になりましたね。

ドラマとドキュメントの違いは感じます。

先週の「ドクターX」は、蛭間院長不在でしたね。

まあ、あんな院長はいないのですが、院長不在で、やりたい放題の外科副部長の先生。

ドラマでは難易度の高い手術を、簡単な感じで表現していましたが、そんなことはありません。

簡単な手術だったはずを、途中で投げ出してしまうことは、そうはないはずです。

通常は…

もちろん、麻酔科の先生もそうですね…

ありえません。

そこで、大門未知子の登場となるわけです。

全ては、大門未知子を引き立てる演出といってもいいでしょう。

このドラマしての王道で、わかりやすい流れがこのドラマを安心して見ていられる要素につながっています。

でも、わかりやすい…

あまりにもわかりやすくて、理解力、考察力も要らないドラマになっています。

コメディーだから、それでいいのかもしれませんが…

日本人は、いつの間にか簡単な話や、簡単な内容のドラマではないと頭に入らなくなってきているのか?

と危惧をする部分もありますね。

まあ、わかりやすいと言えば、わかりやすい。

そして、部分、部分で、私たち、医療の世界の住人にも、おっ?と思わせる部分があるのも、このドラマが受けている要因だと思われます。

「コウノドリ」の下屋先生の悩みも、よくわかります。

お前はどんな産科医になりたい?

って、もう産科医ではないの?

と、突っ込みたくなる感じですが…

よくよく考えると後期研修医は、まだまだ、考えるところ、悩むところもあるのが現実です。

普通は、ERだって、研修時代に回るはずでしょ?

と、現在の臨床研修医の研修状況がよくわかりませんが…

聞くところによると、現在は、下働きという感じではないようです。

研修医にも労働基準法が適応されるとか…

私たちの時は、そんなことはありませんでしたが…

まあ、技術を覚えるのには、経験が、一番、大切。

観ることが、大切だと感じますが…

ドラマでもそれは、表現していましたね?

「コウノドリ」の下屋先生の成長と研修ぶりには注目したいと思います。

「ドクターX-」も「コウノドリ」も違ってた感じの医療ドラマ。

どちらも、ドラマで作り物ではあります。

一般の方は、また、見方が違っているのかと思います。

私は、エンターテーメントとして、そして、参考にしながら、楽しませていただいています。

ただし…

あまりにも、わかりやすいドラマばかりが、ヒットすると、どうなんだろうか?

日本の今後は?

と思うこともありますね。

まだまだ「コウノドリ」も「ドクターX」も楽しませていただきます。

有難うございます。