「樹木希林」を生きる

先日、録画をしてあったNHKさんで放送をされた「樹木希林」を生きるをみた。

亡くなる3ヶ月前までを追ったドキュメント。

がんという病気、そして、老いを隠すことなく、それでいて、プロフェショナルとは?

そんなことも映し出しているドキュメント。

また、人間、樹木希林さんの優しさや苦悩、そして、全てを包括する素晴らしさも映し出している佳作。

ディレクターの方までも、包み込まれて、樹木希林さんの気づかいから、質の高いドキュメントに仕上がった。

このままでは、伝わるものがない密着ドキュメントになる。

残らないものになると、お考えになり、自らの病態を明らかにすることで、凄みというスパイスが感じられる映像になった。

凄みと言っても、厳しい凄みではなく、なんとはないのほほんとした中に、人を生きるには?

そんなことを伝えたいということが伝わってきた。

改めて、樹木希林さんは演じる人ではなく、伝える人であったことを理解した。

人生を生きるって?

そんなことを、さりげなく説いているのが、樹木希林さんなのだろう。

その実、達観していそうでいて、迷っていて、戸惑っていつつ、現実を受け入れる姿までも映し出していました。

この作品をみて、ドキュメント、つまり現実、事実の一面を見て、何かを感じられます。

何を感じられるのか?

ひと、それぞれですが…

感じてみたい人は、ご覧になっては?

そう思います。

様々なことを感じられますね。

惜しい人を亡くしました。

でも…

死ぬときぐらい好きにさせてよ…

困っちゃうんだから…

という声が聞こえてきます。

伝わっています。

何が伝わっているのか?

好きにしなさい…

そんな声が聞こえてきますね!

合掌