トレーニングの強度は?

最近の研究で、HITというトレーニング方法が効率よく短時間でトレーニング効果が期待できると言われています。

立命館大学の田畑先生が提唱したトレーニング方法です。

タバタ式トレーニングと言われたり、高強度トレーニングの頭文字をとって、HITと呼ばれたりしています。

田畑先生の原法では…

20秒の全力運動、10秒のインターバル、これを8セット行うものです。

トータルで4分程度です。

週に二回を目安に行うというものです。

約6週間で、最大酸素摂取量が約20%増加し、筋力もアップするとのデータがあるようです。

血圧は約1割低下するとのデータもするようです。

このタバタ式で課題なのは、全力で20秒の運動を行うということ。

その全力が、本当の全力の20秒なのか?

ということで、20秒の全力運動を8セットは、言うは簡単ですが、意外にやってみるとかなりきつい運動です。

トータルで4分ですが、自分だけで、インターバルを挟んだとしても全力の運動を4分間やり続けることは容易ではありません。

ただし、4分間で効果的なトレーニングが済んでしまうということは魅力的です。

実は、田畑先生が提唱したトレーニングを検証して、タバタ変法とも言えるインターバルトレーニングを提唱しています。

こちらは、20秒を全力で運動して、その後は、2分間の流す運動。

これを3セット行うことを提唱しています。

トータルで3セットで全力の運動は60秒。

タバタ原法では、160秒、つまり、2分40秒の全力運動。

どちらも、同等の効果が検証されているとのことです。

実は、中強度のレジスタンストレーニングの45分ぐらいの運動を同等の効果があるとのデータもあるようですね。

タバタ原法は、トータルの時間は短い(4分)のですが、全力の運動時間は長め(160秒)です。

タバタ変法では、トータルの時間は長め(7分)ですが、全力の運動時間は短め(60秒)です。

実は、どちらもトレーニングとしての時間は長いものではありません。

ポイントは、本当に全力で運動ができているのか?

ということは、効果と結果のポイントになります。

実は全力でやれているかは、本人にもわかるものではありません。

トレーニングの問題は、そこにあります。

本当に頑張っているのか?

ここが大きなポイントです。

最近は、HITだけではなく、スロートレーニング法という方法も提唱されています。

こちらも、効果は検証されています。

HITのように高強度、高負荷ではありませんが、それなりに効果は検証されています。

今回は割愛しますが…

全力で鍛えれば、体と筋肉は反応をしてくれます。

週に2回の10分ぐらいの全力運動なら、やれそうですが…

実は、やってみると厳しいのがタバタ式ですね?

でも、つべこべ言わず、やって欲しい?

なんらかの運動を?

と願っているのは、街の整形外科の専門医です。