「この世界の片隅に」を観て

こちらの映画がじわじわとヒットしているようです。

ちょっと時間ができたので、こちらの作品を鑑賞してきました。

いい作品だなと思ったので…

プログラムを購入しようと思いましたが、売り切れていて買えませんでした。

プログラムを買いたいと思うぐらいに、観ていて記憶に残したいと思った方が多い作品とも言えます。

わたしは、少し前のテレビの報道番組で監督さんの話を聞いて、観たくなりました。

また、ネット上でも話題になっていました。

なるほど、大人には、考えたい人には心に沁みそうです。

ほのぼのとしたタッチのアニメだから、内容の厳しさをマイルドにしていますが…

戦争の現実を、アニメというオブラートに包みながら、表現しています。

おそらく、実写ならば、観るに耐えない映像になってしまう内容。

これをほのぼのとした作品にして観させてしまうのはアニメならではです。

ただし、監督さんは徹底的な取材に基づき作り上げたようなので、当時の時代をうまく映し出してくれています。

この作品の主人公に希望はあるのか?

それは、観る側に考えさせるフィナーレ。

そこが、映画としての作品に深みを与えてくれています。

主人公が受けた一つの事象を、どのように捉えるかは、人それぞれ。

この話を深刻にさせないで、さらっと観させてくれるのは、アニメであることはもちろんですが、主人公の声を演じた「のん」さんの演技力も関係していそうですね。

「のん」さん、つまり、能年玲奈さんの広島弁が、ほのぼのとしているんですよね。

「のん」さんの「あちゃ〜」というフレーズに救われる場面が多くありますね。

この作品も映画館で観るべき作品です。

あなたは何を感じるでしょうか?

何を考えるのでしょうか?

ひとそれぞれですが、希望、それとも?

映画館で、何かを感じていただきたいですね?

若い世代に感想文を書いて欲しいな…

そんな感じの一本でした。

この冬におすすめの一本です!