山元麺蔵さんって…

山元麺蔵さんって、ご存じでしょうか?

ちなみに、山﨑麺二郎さんでもありません。

山﨑さんは、京都のニューフェイスのラーメン店さんです。

山元さんは、京都は東山の岡崎、動物園の近くにある京うどんのお店です。

いつ行っても行列が絶えないお店です。

京都が好きな私ですが、いつも前を通るとかなりの行列で気になっていたところ。

時間に余裕があり、行列に並んでみることにしました。

いつも見慣れていた長さよりは少し短めの行列。

それでも、一時間です。

実は二時間待ちのことも多いとのこと。

今回は、本当に短めのようです。

ただし、このお店の素晴らしいところは、待っているお客様に気を配っているところです。

今まで、ラーメン屋さんでは、結構、並んだこともありますが、並んでいる方にまで気を配っているところは、あまりありません。

こちら山元さんは、細やかな気配りです。

店内から、若くて気がきくお姉さんが、ちょこちょこと出てきては、外を気にして、気を配っています。

まず、店主の思いが語られたメニューを渡されます。
思いは熱く、メニューも豊富です。

何をいただこうかと、かなり、迷わせるメニュー構成です。

ざる、かけ、つけ麺の基本構成です。

そこから、かなりバリエーションを持たせています。

これは、一度だけではなく、再訪をも決意させるメニューです。

今回は、つけ麺と天ぷら、そして、焼きシャケご飯に決定です。

ますは、うどんの本質を知るには、冷でしょう?ただし、寒いので、つけ汁は暖かいのが、いいんじゃないかということで、つけ麺にいたしました。

メニューを迷っている間に、寒さ対策で、待っている方に、フリース様の毛布を配ったり、暖かいお茶を振舞ったりしてくれています。

今まで、この様な気配りに接したことはありませんでした。

待つこと、約一時間で店内に入れましたが、短く感じられました。

並んでいる方は、皆、この心配りを知っているようです。

さて、この気配りと心配りからも、期待感が膨らむ山元麺蔵さん。

どうも調べると最近のミシュランにも載ってるとか、いないとか…

そんなことは、どうでもいいので、早くいただきたいとの思いが爆発します。

待ち時間というのが、美味しさの評価を敏感にさせるわけですが…

いやあ…

結論から書くと、うんまいっ!

感動!

びっくり!

麺も京うどんらしい、はんなりというか、しっとり感のあるうどん。

しっとりなのですが、粘りというか、コシも感じられる麺なんです。

それに、美味しい出汁が絡みます。

だしは、ほんのりの鰹だしかと思われます。そこに、醤油のかえしが、うまくブレンドされています。

しっとりとした麺に出汁が染みこみ、つけ麺ながら、出汁と麺の一体感が味わえます。

うどんならではの味わいです。

讃岐うどんとは違った感覚の味わいです。

コシの強さを感じるのが讃岐うどんの特徴ですが、こちらは出汁の味わいを際立たせる麺という感じの麺でした。

出汁のうまさを堪能できましたね。

いやあびっくりの味わい、そして、気づかいです。

もう、京うどんとしては完璧です。

もちろん、サイドメニューの天ぷらと焼きシャケご飯も、美味かったですね。

最後に店主からのサービスと言って杏仁豆腐がついてきます。

お口直し感がありますが、食後感を邪魔しないサイズが心憎い演出です。

そして、お会計の時にもびっくりです。

調理をしていた店主が、ちょっとレジのところに寄ってきて、目を見つめられてのご挨拶。

これで、もう熱い思いは伝わってしまいます。

美味しかったことにさせられてしまう、うどんでした。

恐るべし、山元麺蔵さんでした!

山﨑麺二郎さんも、美味しいんですよ!

でも、うどんは山元麺蔵さんです。
間違えないようにしましょうね!

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