アキレス腱断裂について

スポーツの秋で、アキレス腱を切ってしまう場合があります。

運動中に、突然、足首を殴られたとか、けられたとか、そんな表現をされる方もいます。

殴られた訳でもなく、けられた訳でもないのに…

突然、殴られたよう感じやけられた気になり、足首に力が入らなくなり、転んでしまうという感じですね。

さて、治療法は、保存的な方法と手術の2種類の方法があります。

どちらも、一長一短です。

大雑把にお伝えしますと、日常生活が普通に行えるのが3ヶ月、スポーツを普通に行うのが、6ヶ月が目安になりますね。

保存的にですと、ギプスをする時間が少し長めになりますが、入院は必要ありません。

手術ですと入院が必要ですが、ギプスをする期間が短くて済むことと再断裂のリスクが低くなるということが統計学的にはわかっています。

また、手術の場合は、傷が目立ちやすくなるということがあります。場所的に、どうしても目立ちやすくなります。

長い目でみると、どちらも、ほぼ結果に差はありません。

いくぶん、手術の方がスポーツや重労働とう行うことを考えると、リハビリテーションを早く行えるために完全復帰が少くなりますね。

ただし、治療期間に余裕を持って臨めるのであれば、保存的にギブスでの治療でも、手術と同程度の結果になりますね。

アキレス腱の断裂の治療は、状況を考慮して、実際に治療していただく先生と相談の上で方法を決めることをおすすめします。

参考にしていただければ幸いです。